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■香港市場の歴史
香港は1997年に中国に返還され、正式に中国政府の管轄となりました。
香港での株式市場の原形は19世紀末までさかのぼることができます。
そのため、現在の香港市場は非常に成熟した市場で、アジアの中心的な金融センターとなっています。
成熟した金融センターとしての香港市場は、世界経済やニューヨーク市場との連動性も強く、
取引の場合も中国本土よりもさらにグローバルな視点で市場動向を探る必要が出てきます。
機関投資家・個人投資家に限らず、香港市場に投資する投資家たちは、ニューヨーク市場の動向を常に注視しています。
(中国の大手の企業などには、香港市場と同時にニューヨークにも上場している会社があります。
そういった企業においては、ニューヨーク市場での取引と直接的に連動したりします。)

■本土市場との関わり
香港が正式に中国に返還されたとはいえ、中国政府は香港を現在でも「海外」により近いように取り扱っています。現在のところは、金融・証券でも、中国と香港の間には完全で自由な交流はありません。

■本土市場との違い
本土市場との決定的な違いは、香港市場にはメインボードのほか、成長企業向け株式市場として、GEMというものが創設されています。これは 店頭市場とは異なり、証券取引所傘下の市場です。

■香港市場の仕組み
中国大陸系企業は、外貨調達、国際進出の第一歩として海外でもあり国内でもある香港に上場しています。
香港市場は、企業の形態などによって、H株、レッドチップ、ハンセン、GEMと4つに分類されます。

【H株とは】
H株の「H」はHongKongの頭文字です。
登記場所も資本も中国大陸である完全な中国企業が香港に上場した時にH株と呼んでいる。中国大陸での業務を主としている企業の中でも、香港市場に上場する事で外貨調達や国際進出を行おうとする企業は増加傾向にある。1993年の7月に「青島ビール」がH株として香港市場に初めて上場して以降、2004年11月現在で既にH株の銘柄数は80銘柄まで増加している。

【レッドチップとは】
レッドチップとは、優良銘柄「ブルーチップ」に対して、中国共産党政権を象徴する「赤」を掛け合わせた造語。省(日本の県)と市の地方政府機関が35%以上の持ち株比率を有する優良な中外合弁企業が香港市場で発行した株。H株との最大の違いは、香港や海外といった中国国内以外でも登録可能な点。簡単に言えば、香港市場に上場している企業で大株主が中国政府系機関であればレッドチップと言える。

【GEMとは】
GEM (Growth Enterprise Market)は、中国名で「創業板」と言われる。その名の通り、IT・ハイテク銘柄などの成長企業用の株式市場であり、店頭市場ではない。「香港版ナスダック」を目指して1991年に独立した市場として発足し、2003年時点において150社以上が上場している。会社登録地が中国本土・香港の会社に対して、資金調達の為の株式発行が許可されている。ちなみにGEM以外の香港市場の株をGEM市場と対照させて、主板(メインボード)と呼んでいる。

【ハンセン指数とは】
「 ハンセン指数」は、ハンセンサービス社が提供する指数の1つで、アジアの代表的な指数としてよく名前の上がります。
代表銘柄33の時価総額を対象として算出されており、香港全体の市況を反映している、香港市場の「日経平均」的な指数です。



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